2009年7月4日土曜日

女生徒/太宰治

太宰治の「女生徒」についての友人との会話にて私の見解。

そうそう、憎悪も執着。
んで、たぶんあのひとたちにとって憎悪の対象ってたぶんかなり性的なものを含むきがする。
逆に言うと、少女特有のあの「傲慢かつ潔癖で擦れてて多感で世間知らず」っていうのをきっちり理解して描いてみせることによって、少女を性的な枠のなかに嵌め込んで男性の視点で少女を書いてるな、ともおもった。
らしすぎるのよね。

最近購入した本
マダム・エドワルダ 眼球譚その他 ジョルジュ・バタイユ 生田耕作訳 角川文庫
火の精神分析 ガストン・バシュラール 前田耕作訳 せりか書房
ヴェーダ論学集 辻直四郎 岩波書店
ヨーガ ヨーガ行法の段階的修練法 馬場一男 佐保田鶴治監修 平河出版社
威風堂々!ワイセツ大行進 別冊宝島174 1993年4月8日刊行
プーシキン詩集 金子幸彦訳 岩波文庫
リルケ詩集 星野慎一訳 岩波文庫

バタイユとリルケは再購入で、バタイユの挿絵は金子国義が書いている。
両方とも部屋が狭くなってくる度に売り、その後買い直すということ数度に渡るので
もう棄てるまいと決心した。
バシュラールについては十年来さがしていたものが漸く入手できて有り難い。
別冊宝島は評論集で、言っていることの中身が児童ポルノがどうのこうのと
かまびすしい昨今と十年以上前のヘア解禁がどうのこうのという議論が
まったく同じようなことしか言っていなくて笑える。
今後もこういう議論はおこるだろう。

0 件のコメント:

コメントを投稿